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2017.04.30 Sunday / - / -



因果関係は味なもの

内容(「BOOK」データベースより)

三百億円の損害を出した株の誤発注事件を調べる男と、ひきこもりを悪魔秡いで治そうとする男。奮闘する二人の男のあいだを孫悟空が自在に飛び回り、問いを投げかける。「本当に悪いのは誰?」はてさて、答えを知るのは猿か悪魔か?そもそも答えは存在するの?面白くて考えさせられる、伊坂エンターテインメントの集大成。

 

今日もどこかでSOSのサインが発せられている。誰に向けて?

save our ship。 なんて語呂が良い・・・

この方の創るフレーズにやはり引き寄せられてしまう。

原因なくして結果なし

因果関係と一言でまとめあげるのは いとも簡単であるが

その結果のどこに原因があるのか、端を発しているのかなんて

当事者ですら明確に答えようがないのではないか。

もしかすると表裏一体にあって原因にも結果にもなり得る可能性があるのではないか。

その一つ一つを丁寧に手に取り眺め追及した先には何があるのか。

事実をひたすら追う五十嵐氏の論理的思考と行動を読み進めていくと共にそういった疑問を感じ始めてしまった。

そしてある意味対極にある遠藤次郎。

ふわふわと世の中では眼に見えないとされている神秘的な要素を散りばめつつ

現代社会のリアリティーさを背景にすることでバランスを保たせた存在。

その両軸のキーマンとなる眞人。

そして個性光る登場人物たちがそれぞれに存在感を放たせてくる。

物語は一見大して何も変わったように解決したようには感じさせず終了していく。

それこそが現実である。

ただ表層部の変化ではなく深層部の変化が次の瞬間の選択を変えていっていることに

意識したことはあるだろうか。

それが積み重なった時の大きなうねりでようやく気づいたりしてはいないだろうか。

多少の突飛さには少々困惑するけれど

作者がコンステレーションとさせたかったもの、

それが見えてくるような気がした。

 

 


2016.12.11 Sunday 16:55 / comments(0) /



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2017.04.30 Sunday 16:55 / - / -



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