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2017.04.30 Sunday / - / -



人格

内容(Amazonより)
世田谷に古い洋館を構える資産家の岩本家に聡子は足を踏み入れた。美しい夫人から依頼されたのは、小学校4年生になる息子・修一の家庭教師。修一と打ち解け順調に仕事を続けていた聡子だが、ある日、屋敷の庭を散策中に、離れに住んでいるという謎の青年が現れる。青年はときに攻撃的で荒々しい言葉を吐き、聡子に挑みかかってきたかと思えば、数日後の再会では、陽気で人当たりが良く聡子を口説いてからかったり、かと思うと、知的で紳士然とした穏やかな態度で聡子との会話を楽しんだり……。会うたびに変化する青年の態度に困惑するが、屋敷の人間は皆その青年については口を硬く閉ざすのであった。次第に打ち解けていく青年と聡子。やがて、彼に隠された哀しい秘密を知った聡子はいつしか彼に惹かれはじめている自分に気づき、結ばれざる運命に翻弄される。変幻自在の作品を生み出す著者が書き下ろした、哀しくミステリアスな恋愛の極致。

解離性同一性障害 調べ上げた百田さんの熱意を感じます。一見難しく、立ち入るのに躊躇してしまう精神医学という分野を非常にわかりやすくかいつまんで説明してくれているので読み進むのになんら抵抗がありませんでした。

多少なりとも交代人格というものは誰にでも備わっているものではないかと思います。文中にもありますが、まるっきり変わるというわけではないけれど接する人に対して円滑なコミュニケーションを築く上では意外に必要なのではないでしょうか。
ありのままの自分も大切ですがTPOがあるわけで、誰もがいつでもどこでもありのままでいたらそれこそ世界は終わりますよね。なかなかそこの部分においては興味深く拝読しました。

卓也に恋する聡子の悶々とする様子は非常にリアリティーがある反面、卓也との様子はどこか安っぽさを感じてしまいました。階段を転げ落ちるよう恋してしまっているのは読者側も承知してますのでそこにページを割く必要はそれほどなかったように感じます。

結末については、この歳月で人格統合がされたというのも経緯がある中でなかなかの強引さも感じましたが最後の聡子の流した涙の意味を考えるとアリなのかなと気持ちが相殺されました。

色々なジャンルを書く方なのだと改めて感じた一冊でした。

2014.11.30 Sunday 15:13 / comments(0) /



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2017.04.30 Sunday 15:13 / - / -



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