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評価:
早乙女 勝元
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内容説明 東京を焼け野原と化した大空襲。生きのこったのは…。戦争をにくみ、強く平和を願う作家と画家が生みだした迫力ある大型絵本。
痛烈です。
圧倒的な迫力の絵に身も心も焼き付きます。
戦争って何だろう。
誰かと誰かが戦うこと?
結局は戦う気持ちがない人にまで死をもたらす。
なんて恐ろしいのだろう。
稲妻とその子猫たちの目から映し出されるのは
紛れもない事実であったのでしょう。
戦場、原爆・・・戦争を通しての悲惨な出来事は数えきれないし
どれが、なんて順番をつけることなんて出来るわけないけれど
こんなにも空襲というものが残酷であったかということをひしひしと感じました。
でも、その悲しい哀しい歴史の中で
どんな時にでも人には、生きるものには愛情があることを教えてくれます。
命あるものは生きていく。
必死で。それが使命だから。