一定期間更新がないため広告を表示しています
内容紹介
50代になって経験する思いがけない現実の数々。老眼、ちりめん皺、似合わなくなった服、夫や老親のこと。一方で、植物に親しみ、喫茶店や映画館でなごむ時間も楽し。同世代に向けた軽妙かつ味わい濃厚なエッセイ集。
日常でふと感じたことをとても自然体に語られています。
なぜかその現場に立ち会わせたように感じられてつい、塩豆腐を作ったりしてしまいました。
石神の梅酒
株式会社濱田
梅の香りがほどよく広がります。
この甘さが好きです。
この土日は日頃使用しない回路を鍛えたので
心身ともに疲労が出ました。
鍛えることで得るものもたくさんあります。
日々精進。
そんな時の心地よく眠る前の1杯。
内容(「BOOK」データベースより)
三百億円の損害を出した株の誤発注事件を調べる男と、ひきこもりを悪魔秡いで治そうとする男。奮闘する二人の男のあいだを孫悟空が自在に飛び回り、問いを投げかける。「本当に悪いのは誰?」はてさて、答えを知るのは猿か悪魔か?そもそも答えは存在するの?面白くて考えさせられる、伊坂エンターテインメントの集大成。
今日もどこかでSOSのサインが発せられている。誰に向けて?
save our ship。 なんて語呂が良い・・・
この方の創るフレーズにやはり引き寄せられてしまう。
原因なくして結果なし
因果関係と一言でまとめあげるのは いとも簡単であるが
その結果のどこに原因があるのか、端を発しているのかなんて
当事者ですら明確に答えようがないのではないか。
もしかすると表裏一体にあって原因にも結果にもなり得る可能性があるのではないか。
その一つ一つを丁寧に手に取り眺め追及した先には何があるのか。
事実をひたすら追う五十嵐氏の論理的思考と行動を読み進めていくと共にそういった疑問を感じ始めてしまった。
そしてある意味対極にある遠藤次郎。
ふわふわと世の中では眼に見えないとされている神秘的な要素を散りばめつつ
現代社会のリアリティーさを背景にすることでバランスを保たせた存在。
その両軸のキーマンとなる眞人。
そして個性光る登場人物たちがそれぞれに存在感を放たせてくる。
物語は一見大して何も変わったように解決したようには感じさせず終了していく。
それこそが現実である。
ただ表層部の変化ではなく深層部の変化が次の瞬間の選択を変えていっていることに
意識したことはあるだろうか。
それが積み重なった時の大きなうねりでようやく気づいたりしてはいないだろうか。
多少の突飛さには少々困惑するけれど
作者がコンステレーションとさせたかったもの、
それが見えてくるような気がした。
内容紹介
14歳の夏に医者になろうと思い、日本初の難手術「バチスタ手術」を成功、世界の一線に立つ心臓外科医が医療と人々の姿、夢と現実、医学の可能性を綴る。命の最前線で見えたものとは----。
それは“たったひとつの命"を、何千回も救い続けていく仕事。
「医学は素晴らしい可能性をもつ、とてもやりがいのある仕事です。
医学の道は厳しい。でも楽しい。
医者になりたい君にその素晴らしさを知ってもらいたい。」
想像力・判断力・技術 この3つの要素を会得する為に
欠かせないものがイメージする力ではないだろうか。
この本はこれから大人になる彼等向けであるけれど
人生を歩んでいる、生を受けている人にとって何がしか得るものがあるように思えました。
何かを欲する時、具体的にイメージして分析し方法を考え選択し実行する
この工程こそが大事であるし望む結果をもたらしてくれるのではないだろうか。
理想と現実は異なるし、想定外の事だっていつ何時起こるかわからないスリルとサバイバル。
それを肝に銘じながらの柔軟な対応と思考、そして程よいバランスを保ちながら実行に移す勇気。
欲しいものだらけだ。
まだまだ人生の宿題は終わりそうにない。
内容紹介
14歳の夏に医者になろうと思い、日本初の難手術「バチスタ手術」を成功、世界の一線に立つ心臓外科医が医療と人々の姿、夢と現実、医学の可能性を綴る。命の最前線で見えたものとは----。
それは“たったひとつの命"を、何千回も救い続けていく仕事。
「医学は素晴らしい可能性をもつ、とてもやりがいのある仕事です。
医学の道は厳しい。でも楽しい。
医者になりたい君にその素晴らしさを知ってもらいたい。」
想像力・判断力・技術 この3つの要素を会得する為に
欠かせないものがイメージする力ではないだろうか。
この本はこれから大人になる彼等向けであるけれど
人生を歩んでいる、生を受けている人にとって何がしか得るものがあるように思えました。
何かを欲する時、具体的にイメージして分析し方法を考え選択し実行する
この工程こそが大事であるし望む結果をもたらしてくれるのではないだろうか。
理想と現実は異なるし、想定外の事だっていつ何時起こるかわからないスリルとサバイバル。
それを肝に銘じながらの柔軟な対応と思考、そして程よいバランスを保ちながら実行に移す勇気。
欲しいものだらけだ。
まだまだ人生の宿題は終わりそうにない。
内容(「BOOK」データベースより)
彼女は計算して奇跡を起こす。東野圭吾が小説の常識をくつがえして挑んだ、空想科学ミステリ。
映像化を意識しながら執筆されているような印象を受けました。
主人公は円華であるはずなのだが、取り巻くものが多すぎてどれもこれも浅く掘られているため
今一つ傾倒できませんでした。
謙人が見ようとした世界。
円華が見ようとした世界。
追いかけたものは同じであるかのようだが違う訳で。
甘粕才生が描こうとした世界。
完璧とは何か。それはどの人間にも当てはまるものであるのか。
理想との格差。
人はなぜ完璧を追い求めるのか。果たして完璧の姿をあなたは見たことがあるのか?
背中だけを追いかけ理想と勘違いし先を行くことも追い抜いて振り返ることもできないまま
ただただ幻影を追いかけているのではないか。
そして何を考えようとも結局は生を受けた全ての人間がこの世界に身を委ねている。
残されるのは如何なる未来が待っていようとも不毛さでしかない。
だからこそ、
「知らないほうがきっと幸せ」
それじゃあんまりにも哀しすぎますよ。
感情を持ちあわせた我々人間だからこそ気づき学び変えることができる。
計算された奇跡以外にも。
内容(「BOOK」データベースより)
偶然、僕が拾った1冊の文庫本。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった
表題の強烈さに まず圧倒された。
ジャケ買い度は つい手に取りたくなる大当たりかと。
淡々と読み進めていけます。
桜良ちゃんのワンマンともいえる押しの強さと
僕の妙に達観したというか客観的な視線を絡ませていく展開は
若干のありふれた印象は受けてしまいますが
二人の軽妙なやりとりを通して楽しめました。
後半にかけてお互いが何かに気づき始めてからの急な展開には
少し驚いたと共に残念にも思いました。
生と死というテーマを今を生きる若ものたちへどう伝えてどう考えてもらうか
という事を人一倍大切にしてきたであろう作者が
妙に簡単にぽんと軽く背中を押されて飛び降りてしまったかのような空虚感が
そこにありました。
二人には是非とも違った結末を歩んでほしかったようにも思います。
「共病文庫」の最後は圧巻でした。
ただ、僕の悲しみの様子を事細かに表現したために少し薄っぺらさが出てしまい
読者の感動が削がれたようにも思います。
あの文章を読んだことをきっかけにした僕の著しい成長は、目をみはるものがありました。
我々は全てを常に選択して生きている。
なんと逞しいことか。
ただ、流されているという感覚と流されることを選び敢えて流されている感覚ではかなりの差があるのは歴然だ。
ラストは 少しおざなり感がありました。
今をどう選択して僕が生きているのかを描くのは各読者自身でも良かったのかな。
内容(「BOOK」データベースより)
コンプレックス×2。弱点を知っているから、いちばん応援したくなる。中学に入ってからお互いを避けていた幼なじみの女子と男子の、不器用でかわいい成長物語。
夢を持つって素敵なことだなぁと改めて感じられる1冊です。
多感なティーンエイジャー時代をどう過ごすかによって未来の自分が定まっていく。
それは、通り過ぎた大人になってからしかわかり得ないもどかしさ。
それでも何がしかに熱中したことを覚えていてほしい。
その情熱こそがエネルギーとなり、新しい自分を形成していく。
自分の夢をぼやけた状態からすこしずつ具体的にしていく彼等の姿は
ほほえましくもあり、羨ましくもある。
小中生向けの解りやすい文章から得るものも多々あります。
内容(「BOOK」データベースより)
1980年代に大学生だった彼女たちは、いま50代になった。日本社会の“黄昏”を予見した空前のベストセラーから33年。「豊かな時代」を過ごした彼女たちは今、何を思い、どう生きているのか?
独創性を大切にしながらも時代に影響を与え快適に波乗りをしているのには理由がある。
確固たるアイデンティティーと長けた洞察力そして記憶力に行動力。
鼻に付くこともあるけれど、それは作者いやヤスオの個性に他ならない。
若々しい大学生から不惑を経て知命に至るその過程には
時代を作ることもあり時代に翻弄されることもあり
胃を満たし心を満たしその反対に全てに飢えたこともあっただろう。
それを踏まえて飄々とそして男として女として生きる彼等はクリスタルだ。
光が射してどんなプリズムを作りだすかは自分次第。
もし、あったはずであろう光が無いのならば
軽い気持ちで今からでも光を探しにいかないか。
1/80 >>